それって本当？思い込みに気づこう！

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それって本当？思い込みに気づこう！

ヨガ未分類
2021.07.03

こんにちは！
Deep Breath Yogaの角田舞です。

先日グループレッスンを受けてくださった方が、こんな言葉を言ってくださいました♡

まい先生のレッスンはワクワクする！！
そしていつもいろんな提案をしてくれるよね。
一つのポーズを取っても、ポーズの形から入るんじゃなくて、「AとBとCのパターンがあるよ。どちらがあなたにとってやりやすい？安定する？」と提案をしてくれる。
ちゃんと体の仕組みを説明してくれたうえでの提案は、自分自身が納得できるし、自分のからだで色んな体験をするから、ワクワクして楽しいの！！

この言葉を聞いて、本当に嬉しかったです。
私がヨガを通じて伝えたい真意を、彼女が自分の力でキャッチしてくれたんだって思って、心の底から嬉しかったんです。

実は彼女が感じたワクワク感・純粋に楽しいと思う感情こそ、彼女の本質なのです。
なぜそう言い切れるのか・・・。
それは、私自身がワクワク感・純粋に楽しいと思う感情を見失った経験があったからです。

それは、ヨガインストラクターとして活動を始めてしばらく経った頃。
業務委託としていくつかのスタジオでレッスンを担当していた私は、より活動の場を広げたい！と思いいくつものスタジオオーディションを受けました。
そして、とあるスタジオオーディションで衝撃的な体験をしました。

そのスタジオのオーディションは担当講師からレッスンを受けることがオーディションの条件でした。
（※スタジオのオーディションはお店によって異なります。）

担当講師は講師歴が長くベテランの方で、とある種目のインストラクターを育てる養成講座なども行っている人でした。
その方が開口一番こんなことを言い始めました。

「ヨガインストラクターの人って、癖がすごいのよね～。前にあったことある○○さんは△△で、××さんは～～だったし・・・」と
今まで彼女が出会ってきたヨガインストラクターのことを、厳しい口調で否定し始めました。
そしてヨガ講師が世間で飽和状態であることや、ヨガ講師の能力不足であることを厳しく追及してきたのです。

圧倒されてしまった私は、何も言えずにあわあわしました。
そんな私を見て「ま、あなたのことを言ってないんだけどね」と笑顔で言って、そのままレッスンを受けました。

結果、オーディションは合格。
オーディションの帰り道、「嬉しい！」という気持ちより「やっと終わった・・・」という気持ちで、とぼとぼ歩いていました。

そして同時に涙があふれてきました。
悔しい・・・悔しい・・・
悔しい！！！！

なぜ悔しかったか・・・
それは彼女が言うことが「図星」だったからです。
何も言い返せず、ただただサンドバック状態の自分が、情けなくて情けなくて・・・

ですが、彼女の言葉は私の心にダイレクトに刺さりました。
そして気づいたのです。あ、私も同じことをずーっと自分自身に感じていた、と。
ヨガインストラクターは飽和状態

ヨガインストラクターなのに、体の仕組みをよく分かってない

ヨガインストラクターなのに、体が硬い

誰かやなにかの真似をしてレッスンをするだけで、オリジナリティがない

モヤモヤがむき出しになると、さぁ大変・・・。途端にヨガが楽しめなくなりました。

今まではなんとなく練習したり、伝えていたポーズも、呼吸法も
これでいいのかな？これで合ってるのかな？これが正しいのかな？と、不安で仕方ありませんでした。

まさに、正解・不正解を頭でばかり考え求めていた状態でした。

ですが、この経験や彼女の言葉がきっかけで私の行動は少しずつ変化していきました。

まず、自分自身の勉強不足を理解し、受け止めました。本当は目を背けたかった現実も、自分の曇りなき眼でしっかり見ようとしました。

取得した養成講座の勉強をもう一度やり直し
尊敬するヨガ講師に出会いと学びを繰り返し
ヨガにとどまらず、幅広い体の仕組みや心理学を勉強しました。

今考えると厳しい言葉を言った彼女は、
体に良い影響があるといわれるヨガで、効果をいまいち実感できない人が多いこと
本質を無視してポーズに固執するあまり、怪我をする人が後を絶たないこと
これらの問題に、警鐘を鳴らしたかったのかもしれません。
（彼女の本当の真意は分かりませんが、私はそうキャッチしました。）

そして一番大きい変化は、あらゆる方面から学び続けることで私自身の視野が大きく広がったことです。